税金

満期日と実際に満期保険金を受け取った年が違う!税金はどうなるの?

みなさんこんにちは。

生命保険会社に勤務していた私がお客様に聞かれることの多かった税務について説明しようと思います。

今回は満期保険金の満期日と、実際に支払われて受け取った日が年をまたいで異なった場合についてです。

満期日と満期保険金を受け取った年が違う!

そもそも満期日とは?

満期日とは保険が満期をむかえる日です。満期があるタイプの保険は加入時にあらかじめ「この保険は○○年の○○月○○日が満期日ですよ」と決められています。

満期保険金とは?

満期保険金とは、満期日が到来することによって受け取れるようになる保険金です。基本的に満期日到来までは受け取れません。

受け取る年が違うのはどうして?

ではどうして満期日と実際に受け取った満期保険金の支払日が異なるということが発生するのでしょうか?

その答えは「手続き」にあります。満期保険金を受け取るには請求の手続き等をする必要があります。満期日前にあらかじめ手続きをしておくことができることも多いのですが、保険に関しては加入してから満期日までに何十年と経っていることが多く、「うっかり請求の手続きを忘れてた!」なんてことが結構あるのです。

わかりやすく、以下の例を見てみましょう。

 Aさんは令和元年10月1日に保険に加入しました。保険の満期日は10年後の令和10年10月1日です。満期日が到来すると、200万円が満期保険金として受け取れる契約です。

やがて10年が経ち、満期日(令和10年10月1日)が到来しました。しかし、ちょうどその時期はAさんは仕事で忙しく、ついつい請求の手続きを後回しにしてすっかり忘れてしまいました。

翌年、Aさんは満期保険金のことを思い出し、満期保険金の請求手続きをします。結果、満期保険金200万円が実際にAさんに支払われたのは、令和11年5月1日でした。

上記のようなケースだと、満期日は令和10年の10月1日ですが、実際に支払われたのは令和11年の5月1日となり、満期日と支払日の年が異なると言う事態が発生するのです。

肝心の課税関係はどうなるの?

さて、例に挙げたようなケースだと、課税はどうなるのでしょうか。

令和10年の課税となるのでしょうか?それとも実際に受け取った令和11年の課税となるのでしょうか?

令和10年の課税となる!

答えは、満期日の令和10年の課税となります!

実際に支払われた令和11年の課税と勘違いしそうですが、気をつけてください。実際に支払われた年ではなく、支払自由発生時(満期日)の課税対象となります。

またその満期保険金に一時所得の課税対象額が発生するような場合は修正申告が必要になります。

満期保険金は原則として支払われた年が課税対象となりますが、生命保険契約の満期保険金のようにあらかじめ契約によって決められている一定の事実が発生した時に支払いを受けることができるものは、満期保険金の支払開始日(満期日)が満期保険金取得日となります。

まとめ

・原則として支払われた年が課税対象
・あらかじめ満期日などが決められている一定の事由が発生した時に支払われる満期保険金は、支払日ではなく満期日が課税対象となる

 

いかがでしたか?

参考にしていただければ幸いです!以上のように税務関係は難しいので、分からない場合や詳しく確認したい場合は税務署や税理士さんに確認してみることをおすすめします!